近年「フェムテック」や「フェムケア」という言葉を聞いたことがありませんか。
雑誌やメディアで取り上げられていることが増えましたが、デリケートゾーンのケアや女性としての意識を高める意外にも大切な意味があるんです。
今回は「フェムテック・フェムケア」についてのよくある疑問にお答えします。
フェムテック・フェムケアの意味
フェムテックとフェムケアの意味の違いを知っていますか?
フェムテックとは?
毎月やってくる生理による不快感や痛みに悩まされる女性が多くいます。
女性に生理痛以外に排卵痛やイライラ、産後の不調、更年期など様々な女性特有の健康課題によって活動を制限されることが増えています。
近年では、フェムテックといって女性特有の健康課題をテクノロジーの力によって緩和したり解決できることが増えてきました。
具体的には電化製品やアプリなどを使って生理周期や悩みを解決したり、生理痛を和らげることができます。
フェムケアとは?
フェムケアは女性のデリケートゾーンをケアすることで、生理や妊娠、出産などの悩みを快適に過ごせるようにすることです。
今までタブー視されがちだったデリケートゾーンの悩みに寄り添い、5年10年先も健康な子宮を維持できるようになります。
大昔の日本とは違い、女性の社会進出によって結婚や出産の時期が高齢化し、寿命が100年まで伸びるとされている日本社会において無視できないことです。
なぜ女性だけが悩むの?勘違いされやすいこと
生理、妊活、妊娠、出産、産後など不安や辛い思いをするのは女性が多いと思いませんか?
「なぜいつも女性だけが大変な思いをしているの?」そんな気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
身体の作りが違うから
女性と男性の身体のつくりはもちろん違います。
でも、男女の身体のつくりが違うからといって女性特有の健康課題に男性が無関係ということはありません。
同じ社会の一員として、家族として、体調の変化や悩みを抱えていることには変わりありません。
同じ痛みを分かち合えないとしても、理解し支えるなど困っている女性に寄り添うことは出来るはずです。
女性だけが分かることがある
男性に女性特有の健康課題について質問すると「自分は女性の身体じゃないから分からない」「女性にしか分からないことなのでは?」という意見も少なくありません。
女性にとっても自分の身体の変化とはいえ、初めての妊活や出産は分からないことだらけです。
女性だけが分かるということは少しもありません。
誰もが変わっていく身体の変化に対して不安で誰かに相談したかったり、支えてもらいたい気持ちになるのは、男性と女性の性別は関係なく同じはずです。
もっと理解することから始める
これからは「今までタブー視されてたから」「自分自身の問題だから」と考えずに、まずは自分のことをきちんと自分で知ることから始めて、少しずつ周りにも頼ってみませんか。
自分自身のことを知ろう
自分の身体のこととはいえ、学んでみると実は知らないことだらけです。
年齢や妊娠出産を経て変わっていく身体、心、環境、この全てを自分ひとりで抱えながら過ごしていくことは非常に困難です。
まずは、自分に起こっている健康課題を見つけて、自分に合ったフェムテックまたはフェムケアの方法を見つけることができたら、今よりもっと快適に過ごせるかもしれません。
周りの男性に遠慮なく頼れる環境であること
女性特有の健康課題を女性だけのものという考えを捨て、社会全体で支えていけるような環境であることが大切です。
そのためには男性が女性の健康課題について理解を深め、困ったときに手を差し伸べることができるように準備しておく必要があります。
家庭や会社内で女性に頼られたときに、スマートに対応できたらとても素敵だと思いませんか。
荒井美材が女性の活躍を支えるためにできること
当社は女性がもっと働きやすく今の時代を生きやすくするために、女性を支える様々な活動をしています。
フェムメンズクラブの活動
フェムメンズクラブとして女性特有の健康課題を理解し、女性が社会でもっとのびのびと活躍してもらえるよう支援しています。
数年前から流行っているイクメンをイクメンだけで終わらせずに、もっと積極的に女性の健康課題に向き合うことが大切です。
出産や育児、健康課題を女性だけの問題や仕事と押し付けずに、男性も堂々と支える姿勢がこれから社会や女性からも評価されます。
女性専用移動式トイレカー
みなさんは屋外のイベントやフェスで、女性用のトイレが長蛇の列になっている状態を見たことがあるのではないでしょうか。
男性からは「なぜ女性のトイレだけ混むの?」「そんなに時間がかかるの?」というような意見もありますが、女性にはただ用を足すだけでなく健康課題を抱えながら生きている人が沢山います。
そのために、トイレの列に並ぶことをとても深刻な問題に感じている女性がいることも確かです。
女性専用移動式トイレカーは女性専用の有料トイレで、誰でも快適でキレイなトイレを使うことができます。
トイレに並ぶのが辛いと感じている女性、小さな子ども連れの女性、妊娠中の女性、生理中の女性など、本当に必要としている女性のために活躍しています。
まとめ
日本では女性特有の健康課題を理由に休職や退職率が増え、多くの社会的損害が出ています。
これからは女性が今まで抱えてきた健康課題を、男女関係なく理解を深めて支え合っていくことが必要です。
フェムテックとフェムケアについて知ることで、男性や女性関係なく互いを認め合いもっと個々の能力を高め合っていけたら、日本社会として大きな成長に繋がることでしょう。